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0713 第9回景観フォーラムが開かれました

藤岡大拙先生の基調講演がありました。

松江を訪れた文学者・ラフカディオハーン・徳富蘇峰・杉本苑子などによる、松江城の変遷。明治6年の廃城令後の朽ちて危険であったころの様子、昭和10年の国宝指定、昭和25年の文化財保護法制定時に重文に格下げになったが、城を誇りに思う市民の運動が実り、平成27年国宝に正式認定された。
平成20年には「国宝にする市民の会」が発足、12万の署名を集め文化庁に嘆願した。当時の近藤長官より「新しい知見」を求められ、通し柱などの構造の研究を進める中で祈祷札の発見(松江神社)という切り札があり晴れて正式決定となった。
「天守だけでなく城下町を維持していくという市民の熱意」が国宝認定の意味である、と記念講演で奈良文化財研究所の亀井先生が述べられた。

事務局による大阪行きの結果報告の後、意見交換に入り、「市への公開質問状を出すべき」などの熱心な議論が続きました。
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