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殿町マンション問題
署名運動ご協力のお願い
「松江城前に天守と同じ高さの19階建てマンションに反対します。城下町松江の都市イメージを大きく損なう高さです。」という賛同を求める署名運動を行っています。
現在の署名状況はこちらをご覧ください。
署名運動にご協力いただける方は、①か②どちらかの方法でお願いいたします。
①用紙をプリントアウトして署名いただく場合(推奨)
用紙をダウンロードし、ご氏名ご住所を記入のうえ、郵送もしくはFAXにて送付
<送付先>
【郵送】
〒690-0875
島根県松江市外中原町216-5 株式会社 寺本建築 都市研究所
【FAX】
0852-26-2614
②オンライン署名サイトをご利用いただく場合
こちらのサイトにアクセス
https://www.change.org/Matsue-Fukei
Facebook等でシェアできるようになっていますので、お知り合いの方へもこの署名運動を広げていただければ幸いです。
〈この署名運動について〉
2023年9月16日付の地元紙の記事で、松江市殿町に松江城天守と同じ高さのマンションを建設する計画があることを知り、驚きました。
われわれ、地域住民らでつくる団体「まつえ/風景会議」では経緯を調べ、解決策を模索しています。
歴史地区を守る
マンションの計画地は国宝松江城のすぐ足元、三の丸跡地の県庁前庭正面です。この優れて歴史的な環境に建設する19階建て、天守と同じ高さのタワーマンションは、城下町の価値を大きく損ないます。
「世界遺産登録の障害」
松江市は2015年松江城国宝再指定以来、姫路城、彦根城、松本城、犬山城などと共に国宝5城による世界遺産登録への取り組みを行ってきました。
世界遺産登録には、中心部であるコアゾーンだけでなく周辺部のバッファーゾーンの整備が非常に重要であり、「松江城天守は城下町景観と一体になってこそその価値を十分発揮する」と言われています。
今回のマンションが世界遺産登録に向けての障害になることは避けなければなりません。
不十分な景観審議
上定昭仁市長は2023年10月、マンションの眺望基準を満たしているかなどを市景観審議会に諮問しました。審議会では「天守から見える東西南北の山の稜線の眺望を妨げない」という基準のみ審議され、他にも定められている「景観形成上重要な地域・展望地・道路・河川との関連や調和」についてあまり審議されず極めて不十分なものでした。
「景観条例改正の障害」
現在の松江市では伝統美観保存区域の塩見縄手地区のみ法的拘束力のある高さ制限が定められています。その他の地区は強制力がなく、今後も同様な計画が現れることは十分予想され、法的強制力のある高さ規制が必要と考えます。
しかし、松江城周辺地区で高さ制限の住民合意を得ようとする際、今回の60メートル級タワーマンションの存在は大きな障害になるに違いありません。
次世代に渡すもの
「宍道湖のほとり江戸期の内堀・外堀を残す城下町」が松江の都市形態です。城下町であり水郷水都であるという貴重な資産を、次世代に確実に引き継ぐことが市民全ての願いです。
19階建てマンション 建設完成イメージ図 :まつえ/風景会議作成


