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殿町マンション問題
第5回景観フォーラム0818が開かれました
8月18日(日)県民会館大会議室にて第5回景観フォーラムが開かれました。


前回フォーラム(6/9)からの動きは以下のとおり
〇国立市富士見通りのマンションが景観理由で解体されるとの報道続報。高さを低くさせるなどの経過後に着工、工事中にも反対運動は継続していた。(ちなみに積水ハウスは、南殿町マンションの会社の親会社)
〇大橋川沿いマンションについては「周囲にあわせて低くして欲しい」と景観審議会からの答申を受け市から申入れをしたが業者に断られる。そのまま工事着工、売り出しの広告がはじまっている。
〇景観審議会に「松江らしい景観を審議する専門部会」が作られたが問題が多い。委員構成に恣意的な偏りがある。又議論の枠組みが狭く、天守からの視点に限られているなど。
〇現在、周辺の町内会でも意見の集約を進めている。
〇景観法の見直し案については市に任せておけず、我々市民の側から案をつくり、問いかけをしたい。
会場からの意見概略
〇全国的にも城と城下町をきちんと残しているのは弘前城くらい。外堀まで保護する新たな線引きが必要。
〇高野山の世界遺産登録は最初バッファーゾーンの不備で通らなかった、2回目で通った経緯がある。
〇松江城国宝指定活動時に神奈川大の西先生は城下町の保全が重要と述べられていた。認定後、西先生没後、そのことが忘れられているようだ。
〇マンション問題について、個人的に追い合わせたり意見を出したりしたが、いい加減にあしらわれた。意見を結集して働きかけなければ変えられない。
〇『松江らしさ』の議論をもっとすべき
〇市長さんが何とかしてくれるかと当初期待したが失望している。
フォーラムの決議文
『城下町松江の景観を著しく損なう、南殿町に建設中の「松江城天守より高いタワーマンション」に反対します。
国宝松江城とともに 掘割り、町割りが良好に残る日本でもまれな城下町景観は、松江市民共通の大事な財産です。この景観を次世代に責任をもって敬称するために「南殿町に建設中のマンション」に反対します。』
その他はがきやメモで寄せられた意見
〇国立市でマンション解体を決めた積水ハウスについて、戸建てを購入し住んでいる(築20年)が顧客に対してのサービスが手厚い印象がある。会社の方針か。
〇松江はやはりハーンの存在が大きい。NHK で「ばけばけ」放映が決まり、松江らしさを考える良い機会。京都・奈良・松江を国際文化観光都市として田中角栄が議員立法で成立させたことを強調したい。
会場では、松江藩の武具展(本間家所蔵)・松江藩籐細工展(川口淳平氏所蔵)・安食ひろシェーカーによる冷茶席などが設けられました。




