第88回まつえ/風景会議-ご案内
5月17日（土）14：00～県民会館201会議室
12日の大阪行きのご報告・6月末のお城エキスポへの取組みなど

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事業者に高さ引き下げ申し入れ　高層マンション建設で松江の市民団体

堀田浩一2025年5月13日 10時15分

【島根】国宝・松江城（松江市殿町）近くで建設工事が進む19階建て高層マンション（57メートル）をめぐり、建設に反対する市民団体「まつえ/風景会議」のメンバーらが12日、事業者の京阪電鉄不動産の本社（大阪市）を訪れ、高さの引き下げを求めた。

　本社を訪れたのは同会議のメンバー10人と市議1人の計11人。このうち9人が担当役員らと面会し、高さを31メートルの高さ（10階）まで引き下げ、近隣の建物と均衡を保つよう求めた。

　京阪電鉄不動産側は、市の手続きに沿って建設工事を進めてきたことを説明。「今のところ計画を変更する理由はない」とし、応じられないと回答したという。ただ、今回の高層マンション建設に対して様々な意見があるとし、「松江市としての総意を把握したい」との意向も示したという。

　同会議の事務局担当で建築家の寺本和雄さんは取材に、「我々の活動や思いは伝えることができた。事業者側も市や市民の考えを知りたがっている。何らかの形で市に報告したい」と話した。 　同会議のメンバーらは京阪電鉄不動産の本社が入るビルの前で抗議活動も実施。「国宝　松江城　風前の灯」「10階まで引き下げを」などと記したビラを配った。