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景観審議会0724が開かれました
7月24日第52回景観審議会が開かれました。市が今までの景観条例では景観を守れないと認め、高さや色彩などの変更要請がしやすいようにするということで、一つの成果と言えます。しかしながら十分とはいえず、また殿町マンションを阻止できるかはこれからです。
1.事前協議制度というのは、あくまで緊急措置です。強制力を持った高さ制限などを掛けるには住民合意など時間がかかるため、それまでの間の措置と言えます。それならばもっと広い範囲を対象にすべきと思われます。松江旧城下町はもちろん、水辺も含む範囲も入れるべきではないか。
2.「第1回松江らしい景観小委員会」についての報告がありましたが、議題に上った項目はすべて「松江城」にかかわるものでした。しかし松江らしさは、松江城だけなのか?水郷水都としての視点、ヘルンとのかかわりなどその他の切り口が皆無なのは気になります。景観は時間的及び空間的広がりを持った概念だと思います。市の言う松江らしさはあまりに狭い。(小委員会第2回会合は8月9日に開かれます。)
3.第50回の審議会(0328)において大橋川沿川のマンションについて「周辺建物に合わせて低くしてもらいたい」という意見が多数となり、そのように答申を出し、業者に申し入れをしたはずだが、拒否され、そのあとはどうなったのか…審議委員としてむなしいという意見が出ました。現地では工事がはじまっています。景観について最後の砦ともいうべき景観審議会の答申はどこへ行ったのでしょうか。これがそのまま進むのならば、強制力のない「事前協議」の効力も疑われます。
